clueto製品研究室vol.4 タンニン染め工場の見学

10月某日、小学生の子供たちの遠足姿をちらほら見かける中、私たちも大人の遠足と称して京都へタンニン染め工場の見学に行ってきました!何年もの間、clueto製品のなかに数多く登場してきて大変お世話になっていたのですが、肝心の染めのことについてはお話や写真のなかでしか見ることができなかったので、貴重な体験をさせていただきました。


工場の中に入ると独特の染料の匂い、大量の綿埃、そして長年使いこまれた機械、熟練の職人さん。想像以上の別世界に私たちのテンションもあがりっぱなしです。職人さんはもっと怖い方を想像していたのですが、とても優しい方でこちらの素人質問にも丁寧にお答えしてくださいました。

さてタンニン染めですが、大きく分けると、洗い→タンニン染め→洗い→媒染→洗い→乾燥 この6つの工程になるようです。実はこの最後の乾燥をのぞく工程はこの一番上の機械一台で完結します。ちょっと画像ではわかりにくいですが、反対側にも同じようなローラーがセットされていて空いた方のローラーが生地を巻き取ります。巻き取る途中に染料や水などが入れ替わり入ることで染めたり、洗ったりができるそうです。



お話を聞くだけだと、ただセットして巻くだけでは?と思ってしまうほどシンプルな工程ですが、実際に職人さんはせわしなく動きながら、温度変えたり、蓋をして蒸らしたり、媒染の濃度を考えたり、時間を計算したりしていました。20分染めたものと30分染めたものを見せてくださったのですが、素人目には違いがほとんどわかりません。職人さんのお話では20分の段階ではまだ染めが足りないのでもう10分染めたそうです。この細かい判断や動きが仕上がりに差がでるんでしょうね。

先日からタンニン染めにクロが加わりました。今日もちょうどクロを染めているところでした。タンニン染めが三色。こう聞くと3つの色で染めていると思われる方がほとんどかと思います。(私もそうでした。。)ですが実際はタンニンは同じものを使用し、4番目の工程の媒染の濃度を変えることで色を変化させています。
三色のタン、オリーブ、クロの順に濃度を上げています。職人さんの勘がここにも感じられます。

比較的涼しい一日のたった二時間。私たちが見たのは洗いから媒染の工程だけ、にも関わらずフラフラになりましたが、京都の暑い夏、寒い冬もきっと一日中頑張っていらっしゃるのだと思うと頭が上がりません。これからもよろしくお願いします。そして私たちも貴重な素材を大切に扱いたいとより一層気が引き締まりました!!

 

 

 

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